- ボリンジャーバンドの使い方を知りたい人
- トレンドに上手に乗りたい人
- ボリンジャーバンドで逆張りして負けている人
今回は、初心者でもわかりやすいようにボリンジャーバンドについての解説をしていこうかと思います。
ボリンジャーバンドの使い方を調べると、大体が逆張り指標として使うと書いてある場合がほとんどです。
ですが、ボリンジャーバンドを逆張り指標として利用することはおすすめしません。
それでは、ボリンジャーバンドの使い方について詳しくみていこうかと思います。
ボリンジャーバンドとはどんなテクニカル指標?

まずは、簡単にボリンジャーバンドについて解説していきます。
今後、ボリンジャーバンドのことをボリバンと略させていただきます。
テクニカル指標を利用するときは、指標の計算方法まで理解しておいた方がトレードに繋がります。
①:ボリバンは正規分布を元に作られた指標です
まず、ボリバンは正規分布を元に作られた指標です。
正規分布は、平均値の付近に集積するようなデータの分布を表した連続的な変数に関する確率分布である。
引用:Wikipedia
これをボリンジャーバンドに置き換えると、下のようになります。
ボリンジャーバンドとは、移動平均線に収束する前提で作られた指標である。
②:正規分布に基づき1σ・2σ・3σのバンドがあります
そして、ボリバンには1σ・2σ・3σのバンドがあります。
これが、ボリンジャーバンドと呼ばれる理由でもあります。
ボリンジャーバンドでは、標準偏差に基づき、バンドよりも外にローソク足が分布する確率がそれぞれ示されています。
- ±1σ→68%
- ±2σ→95%
- ±3σ→98%
これだけ見ると、逆張りした方がいいって思いますよね?
でも僕としてはおすすめしません。
ボリンジャーバンドを逆張りで使うデメリット
ここからは、ボリンジャーバンドを逆張りで使うデメリットを紹介していこうかと思います。
デメリットとしては以下の通りです。
- 正規分布の平均値が変わってしまう
- バンドウォークしてしまうと詰む
①:正規分布の平均値が変わってしまう
まず、ひとつ目は正規分布の平均値が変わってしまうということです。
ボリンジャーバンドにおける平均値とは、移動平均線のことを意味します。
そのため、例えば上方向にトレンドが発生したときには移動平均線も上方向に移動していきます。
ということは、平均値に収束すると思って逆張りしたにもかかわらず、その平均値がどんどん変化してしまうということになってしまいます。
②:バンドウォークしてしまうと詰む
もうひとつの理由は、バンドウォークです。
バンドウォークとは、ボリンジャーバンドの2σと3σの間をローソク足が移動するという現象です。
こうなってしまうと、逆張り手法では損切りするしかなくなってしまいます。
ローソク足が戻ってくるのか、バンドウォークになるのかの判断が難しいので、僕としてはやはりおすすめはできません。
ボリンジャーバンドのおすすめの使い方
それでは、ここからボリンジャーバンドのおすすめの使い方について紹介していこうかと思います。
ボリンジャーバンドの使い方としては以下の3ステップです。
- スクイーズしているかを見極める
- スクイーズ→拡大のポイントを探す
- バンドウォークを逆に利用して利益を伸ばす
①:スクイーズしているかを見極める

まずは、ボリンジャーバンドがスクイーズしているかを見極めます。
スクイーズとは、ボリンジャーバンドのバンド幅が小さくなっている現象のことを意味します。
これから大きなトレンドが出るときに、大体スクイーズしていることが多いです。
②:スクイーズ→拡大のポイントを探す
スクイーズが確認できたら、次はスクイーズが拡大し始めたかを確認していきます。
バネで例えると、縮んでいたバネが勢いよく伸び始めた状態です。
このバネが伸び始めた方向にエントリーすることによって、利益を出すのがおすすめの順張り方法です。
③:バンドウォークを逆に利用して利益を伸ばす

そして、エントリーしたらバンドウォークを利用して利益を伸ばしていきましょう。
この手法を利用してトレードすると、リスクリワード比もかなりよくなるのでおすすめです。
ボリンジャーバンドは有効なテクニカル指標です
今回は、ボリンジャーバンドの使い方について紹介していきました。
正直、ボリバン=逆張りと捉えている人がほとんどだってと思います。
ですが、ボリバンの真の魅力は順張りにこそ存在します。
この記事を参考にしてぜひトレードで収益をあげてみて下さいね。
以上:ボリンジャーバンドの正しい使い方とは|逆張り指標ではなく順張り手法ですでした。